【同病相憐】うつ病…、えっ、うそでしょ。
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私は、単身赴任中にうつ病になった。
それまで、
「痔」になり、手術をを受けたことはあったが、
他に病気らしい病気など罹ったことは無かった。
まさか、俺が精神疾患だなんて…。
コロナ緊急事態宣言発令の一週間後、
東京へ向かった。
そして、うつ病を患い、
コロナ禍の真っ只中、実家に戻った。
その間、一度も実家に帰れることはなかった。
【不可抗力】大きな外からの力…
その単身赴任の直前、
子供が高熱を出し、入院。
その子は、今まで大きな病気などしたことなかったのに…。
得体のしれない新型感染症「コロナ」が蔓延しはじめているその時に。
我が子に会いたくても簡単に会えない、異常な状態が続く。
検査、検査、そして、循環器の大病だとわかった。
「死ぬかもしれない」と告げられた。
緊急の手術。
夫婦ともに毎日涙を流し、心の不安定な日々が続いた。
幸いにも、手術は成功した。
単身赴任した。
私は過ちを犯してしまった。
家族より仕事を優先してしまったのである。
子供の退院を見届けることなく、単身赴任した。
私が単身赴任した一月後に、子供は無事退院した。
災いはこれで終わりではなかった。
さらに、
自分の力ではどうすることもできない、
大きな力に翻弄されることになる。
【意気沮喪】そして元気を失った…
単身赴任、仕事、組織、
全て見事にババを引いた。
ため息をつく日々。
眠れない日々と腹痛が続いた。
飲酒の量も増えていった。
日々増えていく、
今まで経験したことのない憂鬱感、不安感、喪失感。
いろんな負の感覚が、次々と私に襲いかかってきた。
「何もしたくない…」
次第に、無気力が私を支配していく。
何も考えられなくなっていった。
眠れない・食べられない。
コロナで遅出の時差出勤の途中、
「俺、一体何してるんやろ…」、涙がこぼれた。
単身赴任先の家の最寄り駅のプラットホームから、
メンタルクリニックが見えた。
ホームから直接電話し、事情を説明し、そのまま受診した。
「ちょっと休んだ方がいい、ひとまず、2ヶ月休職しなさい」
「会社に診断書を提出すれば休めるから」
「実家に戻って休んだ方がいい」
大好きな仕事だった。
ずっと続けるつもりだったが、
結局、
その仕事を離れることに対して、
何の未練も無くなっていた。
残ったのは「怒り」の感情だった。
【臥薪嘗胆】絶対に忘れない…
休職し、
実家に戻り、
こちらのメンタルクリニックに通院し療養した。
毎日、
「自業自得」と自分を責める毎日。
しかし、
それは何の意味もないことに、妻が少しずつ気づかせてくれた。
お医者さんからは、
「仕事は辞めない方が方がいいよ」、
「回復してから答えを出せば」と言われたが、
自分の感情に従い、復職しなかった。
本当に思う。
辞めて良かった!(私にとっては)
自分の努力がその組織のためのものにならなくなり、
せいせいした。
きっと、今、この時点でも、
困難な状況の中、「もがいている」人がいる。
まずは、自分を、安全なところへ身をやって、
自分自身を守ってください。
一旦、「撤退」をおすすめします。
「撤退」は、負けではありません。
必ず味方がいるものです。(私は家族でした)
だから安心して。
お互い、
臥薪嘗胆、そして、捲土重来を期そう!